2025/09/14注文住宅デザイナー 新築 牧

手間も楽しむ、薪ストーブのある暮らし

こんにちは、注文住宅デザイナー・リノベーションコーディネーターの牧です。

9月14日、日曜日。暦の上では秋ですが、まだまだ日差しが強く、夏の余韻を感じます。
この時期に薪ストーブの話をするのは少し季節外れかもしれませんが、とても嬉しいことに「パンと庭」へご来店いただいたお客様が、
弊社コンセプトルームへ足を運んでくださり薪ストーブをご覧いただき、大変興味を示していただきありがとうございました。
そこで、お話させていただいたことを少しだけご紹介させていただきます。

奥様からのお言葉でした。
『灯油やエアコンのスイッチを押せばすぐに温まる時代に、あえて薪をくべる。
そのひと手間の中に「ゆっくりと暮らす」という感覚がとても贅沢で素敵です・・・
薪ストーブは、ただの暖房器具ではなく、暮らしそのものを豊かにしてくれる存在ですよね。』
誠に同感です。
そして、私からは「薪の、はぜる音」
弊社では毎年11月中旬頃から火入れを行っています。
朝晩の空気がひんやりしてくると、いよいよ薪ストーブの出番です。扉を開けて薪をくべ、火がぱちぱちと弾ける音を聞いていると、
それだけで心が落ち着いていきます。
炎を眺める時間は、テレビやスマホにはない不思議な魅力があります。

「ただの暖房じゃない」
薪ストーブの魅力は、暖をとるだけではありません。ストーブトップでお湯を沸かし、コーヒーを淹れたり、

コトコト煮込んだシチューの香りが家中に広がるり、休日にはピザや焼き芋を楽しむ。
実際、弊社では業者様から差し入れで頂いたサツマイモを焼いてお客様に振る舞っています。まるで小さなアウトドア気分を、家の中で楽しめるのです。

「薪づくりもまた楽しみ」
薪ストーブのある暮らしは、火を楽しむだけでなく「薪を準備する」ことも大切な一部。
コツコツ薪を割り、乾燥させておくことで、冬に心地よい炎を味わうことができます。
重労働ではありますが、その分火が灯った瞬間のあたたかさが身に染みるのです。
今年の春には、近所の神社でたくさんの原木を頂き、社長と田原さんと私の3人で2日かけて薪を割り、積み上げ、乾かしました。
割った薪を積み上げて並んでいく景色は、まるで自分の時間を積み重ねているようで、眺めるだけでとても誇らしい気持ちになりました。

手間も楽しむ、薪ストーブのある暮らし

「火を育てる時間もまた楽しみ」
ストーブに火を入れるのも、一筋縄ではいきません。弊社では、受付の女性スタッフが小枝や焚き付けから始め、徐々に薪を足して炎を育ててくれています。
その「火が安定するまでのひととき」が、慌ただしい日常では味わえない貴重な時間です。
うまく着火した時の達成感は、何度経験しても格別。火の表情を読み取れるようになると、まるで自然と対話しているような気持ちになります。

手間も楽しむ、薪ストーブのある暮らし

「手間の先にある、深いあたたかさ」
確かに手間はかかります。灰の掃除、薪の補充、温度調整。毎朝、欠かすことができません。
でも、そのひとつひとつを「面倒」ではなく「楽しみ」に変えられるのが薪ストーブの魅力ですね。
炎を囲んで過ごす時、ただ体を温める以上に、心までじんわりとあたためてくれるからです。

「暮らしをゆっくり味わうということ」
便利さや効率だけを追いかけるのではなく、「手間を楽しむ」ことこそ、豊かな時間をつくるコツ。
薪ストーブのある暮らしは、それを毎日の中で自然に教えてくれます。というお話をさせて頂きました。

薪ストーブは、暮らしを豊かにしてくれる一方で、設置には専門的な知識と確かな施工技術が欠かせません。
安全性や煙突の設計、周囲との距離など、正しく施工されてこそ安心して楽しめるものです。

弊社では販売だけでなく、設置工事まで責任を持って施工しております。
長年の住宅工事で培った経験をもとに、お客様一人ひとりの暮らしに合った薪ストーブをご提案し、
安心して使い続けていただける環境づくりをお手伝いしています。ご安心してご相談ください。

pagetop