Renovation54 M様邸
長年住んで古い所も気になるようになった家の雰囲気を変えたいとう思いから、弊社のオープンハウスを2件ほどご見学され、お問い合わせいただきました。もともとはリノベーションをご検討でしたが、やりたいことの優先順位を再度検討し、必要最小限の空間での改装工事になりました。キッチンはオーダーで間取りを大きく変えずに今ある空間を生かしながら使い勝手を良くするために細かな寸法や動線に配慮し、天板やタイルの質感など、楽しみながら納得がいくまで選ばれた奥様こだわりのキッチン空間です。
キッチン横には電話台&書き物スペースを造作しました。椅子も置き、忘れたくないメモ書きなどさっとできます。
日常の動線を振り返り、便利で使いやすいをカタチに。
キッチン壁面の飾り棚と同じナラ材で作った造作家具はインテリアとして空間に馴染みます。
白のサブウェイタイルに目地をあえてグレーにしてキレイにまとまりすぎない様に。背面収納には人大天板を採用しました。背面収納とパントリーを造作し、収納の充実はかりました。背面収納の幅と冷蔵庫の有効間口を取る為、ダイニング側に少し壁を持ち出し、パントリースペースまで垂れ壁を含めて一体感を持たせた空間に。
キッチンの位置は変えず、コの字型で囲まれていた形を広々I型キッチンに。
無垢の床に馴染むグレージュカラーで優しい雰囲気です。
キッチンと背面の通路幅は通常W800~900mmのところ、約W1000mmに広くしました。
皆さんでお料理をされることもしばしばのお施主様、家族5人で立っても十分に広い空間です。
引き出しの幅も使いやすさにこだわり、取っ手は引き出しやすいJ取手加工に。
キッチン天板はステンレスバイブレーションを採用しました。
オーダーだからこそできる奥様のお気に入りの
キッチンです。
オーダーキッチン背面収納はナラの突板を使用。戸袋や引き出しは何をどの位置にしまうか一つずつ考えて寸法を決めました。
天板は上質さと機能性を兼ねた人大天板。
天板一つとっても柄の入り方や厚みまで考え抜いて選ばれました。
使いやすさを考えて、オープンにしたダストボックススペース。
オーダー家具横の白い扉はパントリーになっていて、細々した食品のストック品などたっぷりと入ります。
リノベーションしたい所を考慮したからこそ、家族が集まるLDKには心地よい空間づくりには欠かせないナラ材無垢フローリングを採用し、張り替えました。
間取りを変えなくても、床の張り替えは部屋の印象をガラッと変化させます。
2階の階段を上がると階段から見えるリビングドア。透明のガラスから明るい光が差し込みます。
リビングドアの位置を壁の左側へ移動させたので、階段側からもLDKからの光が入り明るくなりました。
また、ドアの位置を移動させたことにより、戸棚を置ける十分なスペースをつくり、広く見せる効果もあります。
オーダーリビングドアは少しシャビーな色合いも取り入れて、無垢床の質感をナチュラル過ぎず、私らしい大人の雰囲気を重ねました。
玄関もナラ材の床を使用しています。土間は既存のタイルのままですが、リノベーションしたキッチンから色合いを揃えたかのように空間にマッチしています。
玄関のペンダントライトは奥様が選ばれました。奥様が一つ一つ丁寧に選びぬいたリノベーション空間だからこそ、あたたかみのあるあかりが迎えてくれそうです。
《before》
《after》