Renovation_mansion61 Y様邸
お料理がお得意で振舞うことが大好きな奥様。キッチンをもっと使い勝手をよくしたい、たくさん収納できる食器棚がほしい、床の雰囲気を変えたいと具体的なご要望を持ってリノベーションのご相談に来られました。
骨董がお好きで家具や小物など和の雰囲気が感じられます。より暮らしを楽しみ、ご友人との時間やご家族との時間を豊かに過ごす古民家のような空間をマンションで叶えた施工事例です。
キッチンからの眺めも古民家のようです
以前L型のキッチンだった形をI型キッチンにし、無駄なデッドスペースを無くし台所内を有効活用できるようにニッチを造作しました。
深みのある色合いのオーダーキッチンはやはり和を感じられるよう、取っ手のデザインや色目などこだわりました。
シンク前には包丁を収納できるオリジナルな引き出しをつくりました。
シンク下はオープンのゴミ箱スペースに。
目に留まる腰壁に大谷石を施し、天然石と天然木が空間にマッチしています。
腰壁のカウンターには和の重厚感のある栗の面皮一枚板。
見た目は古風で使い勝手は快適にを叶えたオリジナルのオーダーカップボード。
木目や色あい素材を吟味し、ケヤキで造作しました。
取っ手も水屋箪笥をイメージして奥様がこだわって選ばれました。
お好きな食器が十分に収納できるように、引き出しは重たいものも軽々と引き出せるダンパーシステムを搭載してソフトクローズがついています。食器を下段に収納することで地震にも安心です。
横にニッチを造作しました。
棚の高さは自在に変えられるので、さらに
キッチン空間の有効活用し、ストック品や家電製品が置けるスペースになっています。
飾りの付け梁や幅木、長押を天然木で統一することで和の味わいをプラス。
電話台は、カップボードの雰囲気に合わせてケヤキで造作しました。
お持ちのスピーカーを部屋LDKの四つ角に置けるように壁付の架台を造作しました。
空間のバランスを考えて設置しています。
テレビ裏の壁を付加し、造作の長押や梁でテレビの配線やスピーカーの配線を上手く隠しています。
格子扉のリビングドア。あえて格子のクロスする箇所に鋲を打ちました。レバーハンドルも南部鉄の重厚感のあるものを採用しました。
ダイニングライトは駿河千筋竹細工を採用しました。既存の一枚板のテーブルにもよく馴染みます。
天然木が多い空間だからこそ、あえてリビング窓には白い和紙のハニカムスクリーンをチョイス。ベランダで奥様が育てている植栽が見えて美しく心癒される景観です。
天然木の長押をつけることにより、ハニカムスクリーンのメカ部分を隠しています。
ご友人を呼んでホームパーティをされることを考えてダイニングキッチンの雰囲気にこだわった奥様。
リノベーション後を楽しみにされているお友達も、古民家風に生まれ変わったLDKに驚かれるかもしれません。和風に見せる為の付け梁も長押しもただの飾りではなく、スピーカーやテレビの配線などを隠せるアイテムに。これからも暮らしを楽しまれるお施主様の姿が目に浮かぶようです。